起業家の年収は会社の利益と比例して伸びていくと考えるのが基本的な考え方です。

成功のモチベーション・起業に成功した若者の年収とは

起業に成功した若年層の年収

 

起業を成功させるモチベーションには様々なものがあると思いますが、収入(年収)はその中でも大きな理由の1つです。
「起業して将来大金持ちになりたい」という方も当然いるでしょうし、そうでなくても、「起業で成功したらどれくらい稼げるのだろうか」と気になる方もいると思います。

 

では、実際に起業に成功すると年収はどれくらいになるのでしょうか?

 

 

起業家の年収は、「起業家が決める」

役員報酬を決める会議のイメージ

まず、押さえておくべきなのは、「起業家の年収に決まった金額はない」ということです。
なぜなら、起業家の年収を決めるのは、他ならぬ起業家自身である場合がほとんどだからです。

 

起業家・経営者にとっての給料は「役員報酬」と呼ばれますが、役員報酬は、毎年会社の事業年度が始まってから3か月以内に株主総会で決めるのがルールになっています。(起業1年目は、会社設立後3か月以内)

 

小さな会社の場合、経営者自身が大株主であることがほとんどなので、自分で役員報酬を決める必要があるわけです。

 

ただ、売上や利益などの業績が確定していない事業年度の最初に決めなければならないため、利益予想が大きくはずれた場合は、納税額が増えてしまうなど、会社の資金繰りに悪影響を及ぼすこともあります。
そのため、役員報酬は慎重に考えなければいけないマターなのです。

 

ただ、基本的な考え方としては、起業家の年収は会社の利益(粗利)と比例して伸びていくと考えてよいでしょう。
会社の利益が上がれば、その分年収(役員報酬)を上げることができます。正確な利益予想と、自身の経営哲学に基づいて決めることが重要です。

参考:スタートアップ企業とは?

 

成功した起業家の年収

起業に成功した成果

では、起業家として成功すると大体どれくらいの年収になるのでしょうか?

 

残念ながら、成功した起業家の平均年収についての正確な調査結果は存在しませんが、一から大企業を作り上げたような起業家の場合は、年齢に関係なく、年収が5億10億を超えることもありますし、そこまでいかなくとも、年収1000万~1億円くらい稼ぐ若手の経営者は数多くいます。

 

また、経営者としての給料以外にも、会社を「上場」または「売却」することで年収が上がる場合もあります。

 

上場の場合は、保有していた株式が市場公開されることによって、創業者利益としてキャピタルゲインを数十億レベルで得ることができますし、その後も株式の配当収入が毎年ありますので、その配当だけで億万長者になる人もいます。

 

また、起業した会社を成長させて企業価値を高めた後に、大手の企業に売却(バイアウト)することで、数千万から億レベルのお金を手に入れるパターンもあります。
そうした人たちは、そのお金を使って新たな会社を創ったり、後進の起業家を育てるようなエンジェル投資家になることが多いようです。

 

もちろん、これらは成功した場合であり、それまでの間には、月収も会社勤めのビジネスマンと同じくらい、またはそれ以下の年収で働いる起業家が大半です。

 

しかし、富を築くことは起業成功の大きなモチベーションの1つになることが多いので、このような成功した起業家の事例を一度調べてみるのもいいかもしれません。

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