ビジネススクールは経営やビジネスを専門に教える教育機関で、大学運営と民間企業運営があります。

起業したい若者はビジネススクールに通う?そのメリットとは

ビジネススクールに通うメリット・デメリット

 

「ビジネススクール」という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。

 

「起業したいけど、経営に関する知識をあまり持っていないので、ビジネススクールなどに行った方がいいのかな」
と考えていらっしゃる方もいるかもしれません。

 

ここでは、起業にあたってビジネススクールに通うメリット・デメリットについて見ていきたいと思います。

 

ビジネススクールとは?

ビジネススクールのセミナー

そもそも、ビジネススクールとは、社会人や起業家、経営者などを対象として、経営学やビジネスについての専門知識やスキルを教える教育機関のことで、経営大学院とも言われます。

 

大きく分けて、早稲田大学や慶応大学などの「大学」が運営しているものと、「民間企業」が運営しているものがあり、特定の単位を履修することでMBA(経営学修士)の学位を取得できるところもあります。

 

起業志望者がビジネススクールに通うメリット・デメリット

 

では、起業家志望の人がビジネススクールに通うメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

 

メリット

ビジネススクールでは、マーケティングや経営戦略、財務、マネジメントなど、経営・ビジネスについての専門知識体系的・網羅的に学ぶことができるというメリットがあります。

 

企業経営は経験したことのないことの連続ですが、その中でより良い意思決定をしていくための「考えるツール」を学ぶことができます。

 

また、ビジネススクールは、年齢や経験も様々なビジネスパーソンや起業家・経営者と出会い、議論し、共に学べる場でもあります。

 

こうした多様なバックグラウンドと志を持った人たちとの人脈・ネットワークをつくれるのもビジネススクールならではの良さだと言えます。
将来のビジネスパートナーお客さんをビジネススクールで見つける人も少なくないようです。

 

デメリット

一方、ビジネススクールのデメリットとしては、スクールの学費が高額になるケースが多いということです。

 

仮に海外でMBAを取得しようとすると、渡航費や生活費を含めての留学費用は2年で700万~2000万かかると言われています。
国内の場合は、2年で200~400万円くらいが相場になります。

 

また、スクールの授業や課題等の負担が増えるため、会社に勤めながら通う場合は、時間や体力の面でいかに両立していくかも課題となります。

 

大学系のビジネススクールの場合は、講師が大学の教授であることも多いため、アカデミックな内容に偏りがちで、実践にあまり役立たないというケースもあるようです。

 

 

ビジネススクールはあくまで「手段」

ビジネススクールのイメージ

最近では、働きながらでも学びやすいように、オンラインを通じた授業や、夜間・土日のプログラム、MBA取得コース以外の特定テーマに限定した単科履修など、多様な履修の仕方を選べるビジネススクールも増えてきています。

 

ただ、ビジネススクールでは、「知識」「ロジック」などを学ぶことはできますが、事業は実際に経験してみないとわからないこともたくさんあります。
費やすお金と時間に対する投資効果や、自分の目的にあった学び方ができるかどうかについて、じっくり検討してみるといいでしょう。

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