経営資源の種類
起業して経営者になるならば、経営資源について理解を深めておく必要があります。
経営資源とは「人材」「物品」「現金」の3つで、近年はここに「時間」「情報」が加わり5つと認識されて来ました。
この5つの経営資源を活用してこそ、会社の利益を最大化して経費を最小化出来るのです。
ですが、これを実現させるためには経営資源の価値を認識していなければなりません。
価値が無いと思っていたら、どんなに輝く宝石であっても道端の石ころと変わらないからです。
5つの経営資源がどのようなものなのか、詳しく見て行きたいと思います。
人材の価値
経営資源の中で最も重要なのが人材です。
商品を開発するのもマーケティングを行うのも、基本的にはすべて人材だからだと言えます。
人材をしっかりと教育し、人材配置を工夫すれば会社の利益に大きく貢献するでしょう。
時には現金よりも物品よりも人材の方が大切なケースがあります。
経営資源を利用するのも人材、会社の利益に大きく貢献するの人材、だからこそ人材のパフォーマンスを最大限発揮できるようにするのが大切なのです。
物品の価値
販売可能な製品から会社内の設備まで含めて、すべての物品に価値があります。
会社で必要ないからと言って物品を放置しているのは、経営資源を有効活用出来ていないことと同義です。
例えば、社内に3Dプリンターがあるとしましょう。
頻繁に使わないタイミングでは、一般人へ有料で利用出来るように公開するのも良いです。
このように物品を有効活用する視点が経営者には求められています。
現金の価値
これは言うまでも無く経営資源になるでしょう。
人材を雇うのも会社を継続させるのにも現金が必要で、最も分かりやすい経営資源です。
キャッシュフローを作成し、常に現金が十分かを把握するようにしてください。
時間の価値
働く時間は有限なので、限られた時間でいかに高い生産性を出すかがポイントになります。
そのためには作業効率を良くする必要があるので、そこの改善に力を入れるのも良いでしょう。
残業して解決するのではなく、根本的な作業効率を見直すことで時間の価値は高まるのです。
時間に余裕が出来れば新しい事業やより細かい対応が行えるので、時間は大切にするべきです。
情報の価値
IT技術が進化した現代では情報が莫大な価値を持っています。
マーケティングでは情報が何よりも大切ですし、為替などにも影響を及ぼすでしょう。
会社が保持している情報を確認し、何かに有効活用出来ないか考えてみるのも良いです。
経営資源として情報を認識すれば新しいビジネスやチャンスを形に出来るかもしれません。
目の前にある情報にどんな価値があるかを見極めてみてください。